23 June GLOBAL RHYTHM MIMITABI

2013.06.23[Sun] 00:00

MIMITABI

いただきますって、外国語でなんっていうの?

今日のミミタビは、いつもとちょっと趣向を変えて、言語のお話をしたいと思います。

日本語には“いただきます”という言葉があるかと思いますが、
もちろん、食事の前に言う言葉ですが、他の国にはあるのでしょうか?
“いただきます”は、日本ではお食事の前に感謝の気持ちを込めていう言葉で、イギリスやアメリカでは、これがお祈りに変わります。これは“Grace”といって、神様に食事のお礼をするという意味があります。JOJOが学生のころ寮にいた時は、生徒が交代でこの“Grace”を、ラテン語で言っていました。敬虔なクリスチャンの家庭では、食事前に、その日の出来事などを盛り込んだ“Grace”を、父親が言ったり、子供に言わせたりする習慣もあります。いただきます、の代わりではないですが“Cheers”(乾杯)は、食べる前によく言いますし、“This looks delicious”(これは、おいしそう!)なんて言うことも言いますね。逆に、ホスト側が“どうぞ召し上がってください”という言葉はあります。
もともと、ラテン語で“ボノンアペティティオネン”(どうぞ、お召し上がりください)という言葉があったのが、ヨーロッパで広がり、フランス語では ボナペティ。イタリア語では、ボン・アペティット。そしてスペイン語では、ブエン・プロベッチョ、ブエン・アペティット、ケ・アフロベッチェのように使われるようになりました。
同じように英語で、どうぞ召し上がれというのでは、“Enjoy your meal”を使います。もっとカジュアルだと“Enjoy”だけでもOK。“Get stuck in”(おなかいっぱい食べてね!)などという言い方もあります。
海外に行ったら、シチュエーションに合わせて使ってみてくださいね。

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