福岡のFMラジオ局 LOVE FM。周波数76.1MHz。九州北部広範囲をカバーする10ヶ国語の多言語放送局。
2013.06.23[Sun] 00:00
MIMITABI
いただきますって、外国語でなんっていうの?
今日のミミタビは、いつもとちょっと趣向を変えて、言語のお話をしたいと思います。
日本語には“いただきます”という言葉があるかと思いますが、
もちろん、食事の前に言う言葉ですが、他の国にはあるのでしょうか?
“いただきます”は、日本ではお食事の前に感謝の気持ちを込めていう言葉で、イギリスやアメリカでは、これがお祈りに変わります。これは“Grace”といって、神様に食事のお礼をするという意味があります。JOJOが学生のころ寮にいた時は、生徒が交代でこの“Grace”を、ラテン語で言っていました。敬虔なクリスチャンの家庭では、食事前に、その日の出来事などを盛り込んだ“Grace”を、父親が言ったり、子供に言わせたりする習慣もあります。いただきます、の代わりではないですが“Cheers”(乾杯)は、食べる前によく言いますし、“This looks delicious”(これは、おいしそう!)なんて言うことも言いますね。逆に、ホスト側が“どうぞ召し上がってください”という言葉はあります。
もともと、ラテン語で“ボノンアペティティオネン”(どうぞ、お召し上がりください)という言葉があったのが、ヨーロッパで広がり、フランス語では ボナペティ。イタリア語では、ボン・アペティット。そしてスペイン語では、ブエン・プロベッチョ、ブエン・アペティット、ケ・アフロベッチェのように使われるようになりました。
同じように英語で、どうぞ召し上がれというのでは、“Enjoy your meal”を使います。もっとカジュアルだと“Enjoy”だけでもOK。“Get stuck in”(おなかいっぱい食べてね!)などという言い方もあります。
海外に行ったら、シチュエーションに合わせて使ってみてくださいね。
2013.06.16[Sun] 00:00
MIMITABI
MIMITABI 6月16日ウシュアイア (アルゼンチン)
今日のミミタビは、アルゼンチンのウシュアイアという街です!
アルゼンチンと言えば、首都のブエノスアイレスが、アルゼンチンのパリと呼ばれ有名ですが、
今回紹介するのは、アルゼンチンの南の端っこにある、ウシュアイアという街です。
ウシュアイアは、南極へ行くときに船を乗り換える場所で、たくさんの南極へいく観光客が、ここへ立ち寄ります。
JOJOは船で行ったそうですが、乗客の中には、ウシュアイアから南極へ行く人もいました。また彼は、もともと、“世界の果てでサッカーをしよう”という、ウシュアイアでのサッカー交流のプロジェクトで行ったので、日本人の若者を連れて、現地の男性と、フットサルで対戦しました。日本とアルゼンチンのサッカーのプレイスタイルはちょっと違います。日本は、みんな技術的で、スキルのレベルも高いんですが、アルゼンチンは、切り替えがうまく、予想できない動きをするので、日本の技術が通用しないシーンもありました。残念ながら、おしくも日本が負けたんですが、とてもいい試合でしたよ。終わってからは、みんなでBBQをしました。日本では見たこともないようなステーキを食べたそうです。
ところで、アルゼンチンでは、初対面の相手には、男性、女性関係なく、かならず相手のほっぺにキスし、挨拶します。日本の男性が、アルゼンチンの男性からキスされてびっくりしていたのを思い出します。ウシュアイアは、自然も豊かで、人々がとても優しい街です。南極に行く時には立ち寄ってください。
2013.06.09[Sun] 00:00
MIMITABI
MIMITABI 6月9日 The U.S.A. New York
今日はニューヨークをご紹介します。
ニューヨークは、一言でいうと国際的な街です。同じ国際的な街で思い出すのは、イギリスのロンドンですが、ロンドンが“メルティング・ポット”と言われていて、様々な人種、文化、宗教が、すべて溶け合っているのに対し、アメリカは、“サラダボウル”と言われていて、いろんな国の人々が、それぞれのアイデンティティーを守りながら共存している、そんな印象です。だから、ニューヨークは、”何でも受け入れる“けど”交わっていない“そんな街です。例えば、地下鉄の駅ひとつで完全に雰囲気が違います。アッパーウェストサイドは、お金持ちの人が集まるエリアで、高級なスーツを着たビジネスマンが中心。ちょっと離れたら、リトルタリーで、イタリア語しか話せない店員さんが接客をしているし、チャイナタウンでは、中国語が飛び交います。一瞬、自分がどこにいるのか分からなくなってしまうほどです。
JOJOはニューヨークの朝が好きだそうです。朝の5時から朝ごはんが食べられて、しかも、オムレツやサンドイッチなど、こちらの好みで作ってくれます。ただ、ニューヨークの人はみんな”時は金なり“と思っているようで、例えば、ファーストフードで、メニューを迷っていたりすると、後ろのひとがすぐにイライラしているのが分かります。ニューヨークに行ったら、ニューヨーク時間に合わせないといけませんね。治安は、10年ほどまえから、ニューヨーク市長のジュリアーニ氏が、小さな法律違反も厳しく罰するようになり、だいぶよくなりました。もちろん、気をつけないといけませんが、みなさんも、国際的な街、ニューヨーク、ぜひ行ってみてください。